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ZEH 2016.9.26

断熱材がZEHの条件を満たすには 施工品質の担保が重要

 夏の風通しを軸に日本家屋が成長してきたことに加え、壁の内部という見えない部分にあるためか、省エネ大国を標榜する日本において、住まいの断熱はドイツなどの先進諸外国に後れを取ってきました。
 平成25年改正省エネルギー基準(H25)が制定されて以降、断熱材への注目が高まり、平成28年度「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業(ZEH)」により補助金制度がスタートし、いよいよ本格的に日本も断熱住宅が増えていくと予想されます。
 これらの流れを受けて、断熱材を扱う業者は、今後、増えていくでしょう。ここで重要となるのが正しい施工です。不適切な施工では、きちんとした断熱効果を得られません。

 吹き付け・吹き込みタイプの断熱材は、継ぎ目のない断熱層が作れるなどの特長から、製品の品質は高いレベルで担保されているといえます。しかし、現場施工であるがゆえに、製品の品質とは別の次元で、施工の品質が最終的な断熱効果に大きく影響してきます。
 このような背景を受け、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)は、現場施工型断熱施工システムの品質を認定する制度を創設し、2016年7月から申請の受付を始めました(9月30日まで)。
 同認定の流れと制度の内容は以下の通りです。

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認定制度の内容
JIS を取得している吹付け・吹込み断熱材について、各断熱材メーカーからの申請に基づき、IBECにおいて以下の項目を審査し一定の水準に達したものを優良断熱施工システムとして認定します。
① 施工方法、管理方法等のマニュアルの内容及びその周知方法
② 断熱材メーカーと施工業者の責任分担及び協力体制
③ 施工業者における工事記録作成とその保管ルール
④ その他施工業者の管理方法 等

 

(一財)建築環境・省エネルギー機構HPより http://www.ibec.or.jp/rating/system.html

 マシュマロ断熱の家が展開する「フォームライトSL」では、早くから施工品質の担保に着目し、以前から施工業者に対して独自のマイスター制度を導入しています。どの現場で誰が行っても正しく施工できる指導・管理体制を整備。手際にも注目し、短工期での断熱材の施工を実現しています。
 一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の認定制度の内容にも合致しており、マシュマロ断熱の家では早々に申請し、認定を受ける予定です。

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