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ZEH 2016.10.5

ZEHの基本的な定義について

 今回は、そもそもどのような設備・機能・性能を備えればZEH対応の住まいとなるのか、基本的なことを説明します。

「ZEHロードマップ検討委員会とりまとめ」には次のように定義されています。

ZEH
以下の①~④のすべてに適合した住宅
① 強化外皮基準(1~8地域の平成 25 年省エネルギー基準(ηA値、 気密・防露性能の確保等の留意事項)を満たした上で、UA値 1、 2地域:0.4[W/㎡K]相当以下、3地域:0.5[W/㎡K] 相当以下、4~7地域:0.6[W/㎡K]相当以下)
② 再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から 20%以 上の一次エネルギー消費量削減
③ 再生可能エネルギーを導入(容量不問)
④ 再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 100% 以上の一次エネルギー消費量削減

ZEHロードマップ検討委員会とりまとめ 平成27年12月

 噛み砕いて説明すると、1年間の消費エネルギーより住宅で作ったエネルギーのほうが多い、または差がゼロになる住宅のことです。また、限りなくエネルギーの差がゼロに近しい住宅はNearly ZEHの対象となります。

Nearly ZEH
 以下の①~④のすべてに適合した住宅
① 強化外皮基準(1~8地域の平成 25 年省エネルギー基準(ηA値、気密・防露性能の確保等の留意事項)を満たした上で、UA値 1、2地域:0.4[W/㎡K]相当以下、3地域:0.5[W/㎡K]相当以下、4~7地域:0.6[W/㎡K]相当以下)
② 再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から 20%以上の一次エネルギー消費量削減
③ 再生可能エネルギーを導入(容量不問)
④ 再生可能エネルギーを加えて、基準一次エネルギー消費量から 75%以上 100%未満の一次エネルギー消費量削減

ZEHロードマップ検討委員会とりまとめ 平成27年12月

 ZEHとNearly ZEHの文言で違うのは④の後半です。ZEHでは100%以上、Nearly ZEHは75%以上となっています。
 「ZEHロードマップ検討委員会とりまとめ」では、特に断りがない場合、ZEHとは、Nearly ZEHも含めた広い概念を表すとしています。Nearly ZEHを含めず狭義の 「一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの住宅」の意味で用いる場合には『ZEH』と斜体かつ『』で囲って表現すると取り決めています。

 ZEHでは住まいの「省エネ」を行うとともに、「創エネ」と「蓄エネ」を取り入れて、消費エネルギーゼロを目指します。また、HEMSを導入しエネルギーの利用状況を管理・コントロールすることも重要となります。
 エネルギーを生み出す「創エネ」では自然エネルギーを利用した太陽光発電システムなどが現在の主流です。一方のエネルギーの無駄を省く「省エネ」では、断熱材の性能が大きく左右します。
 マシュマロ断熱の家で取り扱うフォームライトSLのシリーズは、ZEHに対応するだけの高い断熱性能を有しています。いくら「創エネ」の設備を大きくし、たくさんのエネルギーを作っても、エネルギーが住まいから漏れていては「エネルギー差・ゼロ」を実現するのは困難です。少ない創エネを省エネで効率良く利用することがZEHの理念にも合致するといえるでしょう。

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